I find.

浮かんだ言葉を綴ります。

あの澄みきった。

 あの澄みきった 青い青い空の下
 いつもと少し違う大気の中で
 わたしは思った
 小さな小さな生活を営みたいと


 手に届きそうなものはたくさんあるのに
 手に入れられるものはわずかだ


 そのジレンマが わたしを追い詰める
 だから 小さな小さな願いをしたんだ


 何でもできる世界で
 何もできない


 一本道の方が 分かり易かったのに


 いくつもの いくつもの道は 自己達成の壁を
 高く反り返るほど高く 築き上げ
 それを登りきる力を 無慈悲にも要求した


 選択はわたしたちに 
 希望と同じ数だけの 失望をもたらしていったから


 だから 
 ほんの 小さな小さな明日を望んでいるんだ

夕暮れに。

夕暮れに くっきり浮かびあがる 山の稜線


はっきりと 地形が見渡せる海岸線


月と星が ひときわ輝く 果てない 冬の夜空


自然の姿を 目の当たりにすると


この上ない美しさの 感情が湧きあがる


しかし


すぐさま 恐怖の念に 変わっていく


ああ 飲み込まれる


自分一人の足で 立っていられない程の 心細さ


僕の無力は歴然だ

願いがあります。

願いがあります


たくさんの願いは 
もうなくなりました
でも 
ただ一つだけ
願いが残っているんです


幸せになってください
誰かの幸せを願います


人は思っている以上に
利己的で なのに 利他的
唯一絶対の個 なのに 類的存在
自分だけ なのに あなたのため


あなたの時計が未来のどこかで
止まる瞬間
何を 誰を 想いますか?


あなたの笑顔で
わたしも笑顔になります


ただ
そうゆう願いがあるんです