空が逝く。
空が逝く
さんざと降りしきる白銀の光を
すうっと隠して
赤や橙 群青に紫黒のグラデーション
名残惜しそうに
神々たちが気ままに描き散らす
そうして
でも
つるりと逝く
一日の終わりが
日めくりカレンダーのように
さっと棄て去られるものではなく
もう再び 未来に訪れることのない
たった一つの日であると
知る者だけが 知るように
一言も発せず ひっそりと
天空いっぱいに 今日という日を追憶する
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